輪島塗のあらまし

輪島塗がどのようにしてはじまったのかは、裏付けとなる資料が少なく、はっきりとはわかっていません。しかし、現在の輪島塗に使われている珪藻土が輪島周辺で出土した中世の漆器にもふくまれていたこと、またいくつかの記録から、室町時代には漆器が使われいたと考えられています。
漆器造りが発展した要因として、近隣にあて、ケヤキ、ウルシ、輪島地の粉など、材料となる素材が豊富にあったことや気象風土が漆器作りにてきしていたこと、古くから日本海航路の寄港地として材料や製品の運搬が便利であったことなどがあげられますが、漆器の生産・販売にたずさわってきた多くの人々が、品質に誇りを持ち、技術を磨き続け、今日まで受け継いできたことも大きな理由の一つといえます。
これらを背景として「椀講」や「頼母御講』とよばれる独自の販売方法を普及させつつ販路を拡大し、全国的に知られるようになりました。

塩徳屋漆器店