輪島塗のあらまし
輪島塗がどのようにしてはじまったのかは、裏付けとなる資料が少なく、はっきりとはわかっていません。しかし、現在の輪島塗に使われている珪藻土が輪島周辺で出土した中世の漆器にもふくまれていたこと、またいくつかの記録から、室町時代には漆器が使われいたと考えられています。
漆器造りが発展した要因として、近隣にあて、ケヤキ、ウルシ、輪島地の粉など、材料となる素材が豊富にあったことや気象風土が漆器作りにてきしていたこと、古くから日本海航路の寄港地として材料や製品の運搬が便利であったことなどがあげられますが、漆器の生産・販売にたずさわってきた多くの人々が、品質に誇りを持ち、技術を磨き続け、今日まで受け継いできたことも大きな理由の一つといえます。
これらを背景として「椀講」や「頼母御講』とよばれる独自の販売方法を普及させつつ販路を拡大し、全国的に知られるようになりました。
人間国宝 前大峰 氏 紹介
人間国宝 前大峰 本名は得二。 明治23年(1890)11月10日石川県鳳至郡に生れ。(現輪島市)明治40年 輪島塗沈金師(ちんきんし)3代橋本佐助(雪洲)に師事。昭和4年...
続きを読む藤井 観文 氏 紹介
藤井 観文 本名は徳一。 明治21年:輪島市に生まれる。橋本佐助に師事。一時日本画に転向し、川合玉堂に師事、日本画で日本美術院展、帝展に入選。昭和13年第2回新文展に初入...
続きを読む竹園 自耕 氏 紹介
竹園 自耕 本名は耕太郎。 明治25輪島市に生まれる。蒔絵を鈴木繁太郎に師事。昭和4年第10回帝展初入選昭和7年特選受賞。昭和27年北斗賞受賞。戦時中は輪島軍刀会社の...
続きを読む